
MESSAGE
メッセージ
MESSAGE-代表メッセージ
RIBSは、これまで手術不能とされてきた弓部大動脈瘤治療の可能性を大きく広げる革新的な医療機器です。
私は、患者さんの生命を自らの技術で直接救える医療に携わりたいという思いから外科医の道を選びました。日々手術を重ねる中、「完成された手術は一つもない」という信念を持つに至り、常により良い術式とそれを実現する医療機器の開発に心血を注ぎつつ外科道を究めてまいりました。
大動脈瘤は、破裂すれば生命に関わる重大な疾患です。従来の治療法は開胸・開腹を伴う大きな手術であり、特に高齢や併存疾患を有する患者さんにとっては大きな負担を伴うものでした。1990年代に登場した、胸やお腹を切らずに血管内に人工血管を挿入できる低侵襲治療“ステントグラフト内挿術”は、大動脈瘤治療にパラダイムシフトをもたらしました。
しかし、弓部大動脈瘤においては脳や腕への血流を供給する頸部分枝を巻き込んでいるため今日でもステントグラフトの応用が難しく、現状では胸を開き、心臓を一時的に止めて人工心肺を使用する高度な侵襲を伴う弓部置換術手術が標準的治療でほぼ唯一の治療法です。そのため、多くの患者さんが「手術不能」と宣告され、「いつ破裂するかわからない」という恐怖とともに絶望の最期の日々を送っています。
私たちはこうした課題を解決するため、開胸することなく足の付け根からステントグラフトを留置した後に頸動脈から逆行性に分枝を再建する新しいステントグラフト「RIBS(Retrograde In-situ Branched Stent-graft)」を開発しました。RIBS手術では大きく胸を開くことも人工心肺を使用することもなく圧倒的な低侵襲な治療を実現できますので手術不能と宣告された患者さんはもとより、手術ハイリスクな患者さんにとっても大きな福音をもたらす画期的な治療法です。
私たちは、医療従事者の皆様、パートナー企業と投資家の皆様とともに、RIBSを世界に普及させることで、弓部大動脈瘤治療の新たなスタンダードを確立し、より多くの患者さんの生命を救う未来を実現したいと考えています。
今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
